お知らせ
たんぽぽ組の部屋には『魔女美術館』と呼ばれる場所があります。子ども達が描いた絵や、塗ったマンダラ塗り絵などがステキに飾ってあります。
しかしお昼寝をしている間に、美術館からなんと絵や塗り絵がなくなってしまいました。絵がなくなった事に気付いた子ども達。「きっと魔女だ!」「魔女っていたずら好きだもんね。」と、まだ近くに魔女がいるのではないかと窓の外を探し始めました。
魔女の姿はすでになく、子ども達は話し合って「お菓子をあげたらいたずらするのをやめてくれるんじゃない?」と、絵本『まじょまじょランド』(ませぎ えりこ作/偕成社)のお話を思い出して、魔女の家に行って、みんなのお菓子をお裾分けすることにしました。
さて、魔女の家が近くなり、お菓子をカバンから出そうとすると、「あれ?入っていない!」と担当が大慌て。その様子に子ども達も大慌て。「魔女さん悲しむよ~。」「え?どうする、取りに戻る?」「でももうそんな時間無いよ。」
あれこれと話し合っていると、「もしかしたら、僕たち魔法使えるかもしれない・・。」と言い出した子が。「よし!挑戦しよう。」と、呪文を唱えると、なんとカバンの中からお菓子が現れたのでした。魔女の世界で遊んでいるうちに、どうやらたんぽぽ組も魔女の仲間入りとなっていたようです。
急いで魔女の家に行くと、やっぱりみんなの絵が飾ってありました。「すごく気に入ったんだね。」「こんなに綺麗に飾ってくれて嬉しいね。」とニコニコの子ども達。
魔女にも魚のおせんべいをあげて、みんなで一緒に食べました。「あ~!美味しかった。明日も魔女の家に遊びに来ようね。」と笑顔がキラキラと輝いていました。